アキ・カウリスマキ「希望のかなた」

朝からKBCシネマへ。
9時からやと昼頃終わって、それからランチでもして帰ればめちゃくちゃ有意義な休日になるわ。また行こう。


今日見たのはアキ・カウリスマキの「希望のかなた」。
難民としてフィンランドに入国した青年と、偶然出会ったレストランのオーナー、店員たちの話。
レストランの人々が正義を振りかざす訳でもなく、何なら面倒だが仕方ないなあくらいの感じで(つまりそうすることが当然のように)青年に接するのが、本当に優しい気持ちになれる。なので、ホームページにある「みんなで、救う」にちょっと違和感あるんだよな。


最近のニュースでは、難民を厄介者扱いで国に入れるなくらいの運動を目にすることも多い。全員の言っていることが本当かも分からないだろうし、来る人拒まずってことが無理なのも分かるけど、重大な問題があるとは認められない、的な理由で本国に送還って言い渡された後にアレッポの惨状がニュースで流れるシーンは絶望しかなかった。
難民の人を攻撃したくなる人の気持ちが全く分からない…どんなとこからあんな強い憎しみが沸いてくるんやろ。
(映画での描かれ方が分からないんじゃなくて、現実にいるであろうそういう人たちの気持ちが分からない)。


優しい気持ちがなくなりそうな時に思い出したい映画。