更新ご無沙汰なもろもろ

この1ヶ月くらいに吸収したもの。


■本
「バナタイム」よしもとばなな
エッセイです。
この人は自分の運命の流れが見えているんじゃないだろうか、と思う。
感じていると言った方が正しいか。
判断力も凄くて、迷いがないように見える。
・・・というより、その運命に身を任せるしかないと思っているのかな。
とても潔くてかっこいいです。
あと、最近世の中に蔓延するズレた考え方とか行動について触れている部分は深く共感する内容が多かった。
身につまされると同時になんだか安心する。
自分の信じてる人とか物にストレートかつ深い愛情を感じる。見習いたい。
この人の小説も全体的にそうだけど、
自分が大事なことを忘れそうになった時に読み返したくなります。


「建築家 安藤忠雄安藤忠雄
大島弓子全集 サバの夏が来た」大島弓子
つむじ風食堂の夜吉田篤弘

■音楽
「Alpinisms」school of seven bells
EGO-WRAPPIN’AND THE GOSSIP OF JAXX」
「TOUCH」土岐麻子

■映画
「東南角部屋二階の女」
淡ーい映像。
夢の中の景色のような色彩でした。
何だか見た後もやっとしたんですが
考えをめぐらせてみても自分の中で答えが出てこない。
押しが強くない映画だったので答えもぽーんと出てこないのかな。


12人の怒れる男
男の子の冤罪を食い止め、命を救うまでのお話、というより
12人の人の考え方を見る映画って感じがしました。
作品自体の時間も長いのだが、1人1人を掘り下げるには
ちょっと時間が足りない感が。
そんで、陪審員が話して結論「無罪」だと釈放されるの?
「有罪」だったら終身刑なのに?
結論が出てから後の流れもちょっと速すぎて想像しかできない。
映像の途中とか最後に出てくる、犬にくわえられた手は何だったのか
よく分からなかったしなぁ。
陪審員のこととか人種による偏った考え方とか、
色々考えさせられて面白かったけど?も多かった映画。


少年メリケンサック
ものっすごく面白かったー。
音楽好きなら笑うツボがそこかしこに散らばっているはずです。
sakerockがあんな歌を歌ってるなんて…(笑)。
しかし一番ツボだったのは勝地涼君かもしらん。
あの、サワヤカ路線から最後のブチ切れ方。
素晴らしい使われ方だと思います。
あとは、ユースケとかもテキトーさが生かされてて良かった。
そして、やはりかわゆいよ、宮崎あおい
見終わってから、満面の笑みで中指立てたくなりました。
そして、映画の前情報を何も入手せずに行ったんですが、
あの音楽を作っていたのはあの人だったのですね。
エンドロールでも笑ってました。
全開に笑えて爽快、元気が出ます。
あー、楽しかった!!

どれも良かったです。感想が追いつかない。