2019年最初の本

ずっと気になっていた、こだまさんの「夫のちんぽが入らない」読みました。
タイトルのインパクトが強いですが、内容にストレートなタイトルだったことにむしろ驚きを感じた程でした。
旦那さんとの出会い方は、ドラマチックな少女漫画のよう。人と関係を築くのが苦手そうな印象があるけど要所要所で意外と大胆に流されたり行動を起こしたりするこだまさんにどんどん引き込まれていく。
教師時代の部分からは読んでて辛い部分が多かったし、旦那さんの行動とかにモヤモヤする部分もあったけど、読んでるこちらには分からない二人の深い信頼関係があるんだろうな。
むしろ、自分はそういう風に黙っていたり許したりできないかもしれないので尊敬するし、そういう関係の二人がうらやましいとすら思う。


「入ったから何だというのだ。そう心の中で毒づいたけれど、入らないことに人一倍こだわっているのは私自身に違いなかった」という一文がまさに自分の気持ちを、というか何かしらに強いコンプレックスとか劣等感を持ってる全ての人の気持ちを代弁しているんではなかろうか。
こういうものを読むと何故かなぐさめられてる気がするし、抱える問題は違うにしても「自分だけじゃない」と思えることは不思議と少し肩の荷を下ろせたような気分になるもんだ。


その他、漫画も詠みました。
海月姫ようやく最終17巻。
小玉ユキさんの読み切り集「宝石箱」。
谷川史子さんの「はじめてのひと」3巻。
全員間違いなく好きな作家さんなので安心して読む。…好き。