旅する音楽 日曜のワルツ#1

やなさんと2人、由布院へ。
出身大分なのに32歳でようやく由布院初潜入。
駅の周りはやわ〜い観光地になっていて、
黒系の色で整えられた建物の周りに馬も人力車もいて
うっすらオルゴールの音色なんかが聞こえてくるような感じ。
という訳で、駅の近くは「!」と思う店はあんまない。
pepperっていう喫茶店がちょっと気になったくらい。


会場までは公共交通機関がないのでタクシー。
歩きだと40分くらいかかるようです。
天気がばっちりならレンタサイクルでも良さそうやけど
行きが結構な坂なので電動じゃないと無理そう。


会場は200人くらい入るのかな?
120番くらいでしたがだいぶ後方でした。


最初はアンサリーさんから。
声がすばらしい。やわくてなめらかな布にやさーしく包まれるようなイメージなんやけど、曲によって表情がすごく変わる。
ポップスもボサノバも民謡みたいな曲も、どれもしっくり来る。
こんな声なら歌うたいになるよなぁ・・・としみじみ。
最後が満月の夕でちょっと驚いたけど
このときは、力強い大地みたいな感じ。
毒が抜けました。


そして高木正勝さん。
今日もピアノのみ。最初は足に鈴みたいなのつけてたけど。
数曲は映像つき。
高木さんも、見るたびに印象が変わる。
最近はどんどん表現が野生的・・・というか「生」な感じがする。
本人は相変わらず彼岸にいる人みたいなんやけど。
今日は全体的に荒々しくて、ピアノ弾いてる時はシャーマンのよう。
変な空気をかもし出す声ちーっさいMCも含め、
芸術家とはこういう人のことを言うんやなぁ。と思う。


最後はアンサリーさんが戻ってきて一緒に演奏。
おおかみこどもの雨と雪」の主題歌なんかな?
それも良かったけど、最後のセッションがすごかった。
高木さんがアンサリーさんにおもむろに太鼓を渡し、
神楽を見た影響で作った曲というのをやってくれた。
リズムは盆踊りなんやけど、そこに高木さんのピアノが入ると
全然違うものになって不思議。
そのまま「蘇州夜曲」につながって終わり。
うーん、いいもの見た。


終わった後は会場付近をちょっとうろつく。
霧に包まれた森がすごい綺麗やった。


時間がなくて気になってた雑貨屋さんとかも行けず。
またゆっくり来よう。
歳とってからでもいいな。ゆふいんの森号に乗って。


余談。由布院、湯布院、正式名称どっち??と思っていたら
バスセンターに説明があった。
もともとは由布院町だったのが、
由布院町+湯平村=湯布院町
となったそうな。
が、結局現在は由布市だそうな。ややこしいな・・・