スラムドッグ ミリオネア

久しぶりに映画館に足を運びました。
映画館で観て良かった。


今のインド(含む諸国)の社会的問題とかを痛烈に斬った作品なのかと
勝手に想像していたけど、(実際そういう部分もあったけど)
それよりも純粋なラブストーリーだった。


前半、ジャマールが辿ってきた、無事に生きて来れただけでも
奇跡というような人生の部分は、直視できないシーンもあって、
今思い出しただけでも辛くなる。
日本の国内で言う「格差社会」って何なんだろうな、と考えさせられる。
全く環境が違うから想像でしかない。
というかほんとにフィクションですわ。
もし自分があの世界に産まれ落ちてたら確実に
絶望するけど、何なんやろうあの生命力は。


後半は、ジャマールのまっすぐさに心打たれる。
もう、嘘くさくてもありえないよ!って設定でも構わない、
幸せになってくれー!と思った。


最終的にはほっとした気分で映画館を出ることができたけど、
目を潰されて物乞いをしてた男の子の姿が忘れられない。
ふらっと映画を観て、美味しいものを食べて、
家に帰ればテレビもエアコンもある、
そんな自分は本当に幸せなんだよね。


と、比べて考えること自体に心苦しさを若干感じたりするけどそれも最終的には偽善だよな。