遭難、/本谷有希子

ううむ、これも凄かったわー。
結構どの話にも出てくる感じやけど、おかしな主人公が自分を正当化する時の、意味分からん言い訳がすげぇ。もともと、自分を正当化するために起こしたことを、トラウマとして現在の自分を正当化するために利用するって…んー意味が分かりづらいな。
あとは、生徒(息子)が自殺、っていう出来事に対して、
自分を省みることなく、いかに「自分のせいじゃない」っていうことを
主張するかっていう姿勢がまさに「現代」って感じしました。
しかし、これ舞台も見たかったなー。
やっぱり本谷さんのは両方楽しみたい。