幸せ最高ありがとうマジで!

作・演出:本谷有希子


出演:永作博美/近藤公園/前田亜季/吉本菜穂子/広岡由里子/梶原善


やー、面白かった!
ザ・本谷有希子って感じの話でしたわー。
永作博美のあのキレっぷり。
他女性陣も個性強くてすっごくいい味出てたし
男性陣のあの気持ち悪さといったら(笑)!!
永作博美近藤公園が近い距離でしゃべる場面があるのだが
2人の顔のデカさの違いに驚く(笑)。


しかし、主人公のあのキャラ。
「無差別テロ」という名目で、
全く見知らぬ家庭に登場し、
その主人の愛人だという事実無根の話をでっち上げ、
登場人物全員をぐっちゃぐちゃにしていくんだよ、
しかも自分の誕生日に。


「美人だし、頭はいいし、お金はあるし、なんで
アタシがこんなことにならなきゃいけないんだ。
そんなに絶望できる理由がいっぱいあるアンタがうらやましいよ。
その理由一個でいいからくれよ。」みたいなこととか
「国民の義務が四つになりました。
教育・勤労・納税・絶望。」とか
印象的なシーンと言葉がいっぱいありました。


何の、負の要素もないのに精神破綻、って、
どうしてだろう、と考えてみる。
それって突然襲い掛かる病気のようなもんだよな、やっぱり。
「私を普通の精神病者と一緒にすんな!」みたいなこと言ってたけど。
自分がおかしいと思われるのは社会がおかしいから?
だから社会(その対象は結局誰でもいい)に復讐してるんだろうか。
って、こんな人現実にいねーよっ!
あ、でも無差別に通行人刺殺する奴とか
こういう思考回路なんかしら。


何か、本を読む度に、そして今回の舞台を観ても思ったけど
本谷さん、書くことと演じることがなかったら
結構危ない人になっていたのでは。。。?
案外普通なんだろうか。。。?


あああ、何か、考えたことはいっぱいあったけど
いまいちまとまらないわー。


この作品も是非文字で読んでみたい。
つーか、これまでの作品でまだ本になってないやつ
まとめて戯曲集として販売してくんないかなー。
切に希望します!!!